0019/12/24

Santa claus is comin to town

クリスマス。
年末になると世の中がやたら忙しくなります。どうせ一週間も休めばいつもどおりに戻るのだから、そんなに慌てるなよと思うのですが、なにかが終わってしまうという感覚が、みんなの背中を押しているようです。例外にもれず、あっという間に年の瀬がせまってきたように思います。今年は冬将軍もこたつでみかんなのかと思うくらい暖秋に暖冬だったので、なかなか冬の実感というのはなかったのですが、ここ最近急に絞りだすような寒さです。寒い夜にひとひらの雪がふってきて、ふと脚をとめるような寒さ。

いろんな種類の暖かさというのが世の中にはあります。去年のクリスマスのとき、子供の頃の思い出を書きました。一般的な家庭だったけれど、熱心な親のおかげで、今思うととても幸せな時間を過ごさせてもらっていたわけです。親がサンタクロースを存在させてくれたことに大人になった今、感謝の気持ちでいっぱいです。口にはできませんけどね。

世の中には多くの冷たさもあります。身を切るような苦しいことも、心が荒むような憤りも確かに存在します。それでも、最後のところで人間としての心を忘れないでいられるのは、その昔、枕もとにやってきたサンタクロースがくれた暖かさのおかげなのかもしれません。
メリークリスマス。

youd better watch out
Youd better not cry
Better not pout
Im telling you why……