0019/01/24

システム思いつきません

風邪をひきやすい時期ですが、いかがお過ごしですか。私は体調を崩しました。半日寝て復活しましたけど。
こういう時には、ゲームによく登場する回復薬が欲しくなったものでした(さすがに今はそんなこと思っている余裕はありませんけど)。

RPGに登場する主人公達は、病気になることはありません。アイテムとして登場する回復薬も、戦闘中に受けたダメージを回復するためのもので、いわばゲームを成立させるためのシステム的なものにすぎません。なにを当然のことを言っているんだという感じですが、ゲーム中に現実世界の事象をリアルに取りいれると、往々にしてつまらなくなったり、とっつきにくくなったりするものだなぁ、というお話です。

昔、『ハイドライド』っていうアクションRPGがありましたね。個人的には好きなシリーズなんですけど、この『ハイドライド3』においては、アイテムの重さや食事、睡眠の概念など、とにかく現実世界に忠実なシステムが採用されていました。具体的には、食事を摂らないと「おなかがすいた」という表示とともに体力が減り、夜になると「ネムイ…」という表示とともに攻撃力が落ちてしまいます。なんともリアルというか、個性的なシステムですね。
私はこれのファミコン版を発売日に買ったのですが、プレイを始めた瞬間「な、なんじゃこりゃあ!」と思いました。某ジーパン刑事ではありません。当時はゲームの情報が今ほど手に入れやすくなかったので、実際にゲームを買ってみないとわからない部分が大きかったのです。
ゲームはちゃんとクリアしましたよ。音楽もカッコ良くて好きでしたし、世界観も好きでしたし。

ゲームにでてくる面白いアイデアやシステムも、結局はリアル(現実世界)からヒントを得るわけですが、リアルをそのままゲームに取りいれても面白くならない場合が多いと思います。
Forgotten Sagaの制作初期には、なにかシステムを入れようかとそれこそ真剣に議論した時期がありました。ルゥに普通に装備品をつけるのではなく、各地に落ちているパーツを付けて、力重視や魔力重視かを自分で作れる「ルゥ・カスタマイズ・システム」を入れようかと半分冗談、半分本気で考えていたくらいです。結局、 Forgotten Sagaにおいてはシンプルに、ひたすらシンプルさを追求するコンセプトに落ち着きましたけど。
今後の展開としても、もともとシステム面で評価されるようなものを目指しているわけではないので、RPGということもありますし、ゲームの世界観を重視したものになっていくと思います。