0021/02/18

冒険者たち

先日ふらりと萌木の村(清里)へ行きました。
冬の清里はとても寒いのですが、今年は雪がほとんどありません。例年だと道路の脇にはモリモリと雪がどけられているハズですが、これはもはや暖冬という言葉で片付けられないくらいの状況。

現地のとあるお店で、お店の方から雑談がてら色々とお話を伺いました。今年の冬の状況、高地であることの特色、そして開拓の歴史……。

そこに、お墓があったんですがね。
最初見たときには、なぜこんなところにあるのだろうか? と不思議に思っていたのですが、話をきくとそれはその地をかつて開拓した人々のお墓だそうです。そこには人種や宗教もありません。実際、この地の開拓に大変尽力したポール・ラッシュ氏はアメリカの方ですし。
お墓はすべて同じ南を向いて建てられているそうです。

考えてみれば日本はどこへ行っても、よほどの場所でない限りは電気があり、ちゃんと水も出るし、住むことができます。
でも、それも先人たちの苦労があってのことだということを思い出させる興味深い話でした。


開拓者や冒険者というと、なんだかRPGの中だけの話しのようですが、普段何気なく暮らしているように思うわれわれも、きっと未来への礎となっていて、また冒険者なのでしょうね。大げさすぎですかね(笑)。


ゲームを作るときにも、マップやキャラなど設定を考えなければならないものがたくさんありますが、「なぜ、それがそうなったのか」「どうしてこの街はこの形状なのか」そんな「なぜ」をたくさん考えてあげることで、それはもっと深い世界に変わっていくんじゃないでしょうか。

まぁ、もっとも難しいのはそれを形にすることなんでしょうけどね。