0020/02/14

バーブ

さて、今回はRPGツクールの音まわりについての雑談をしたいと思います。


DOS時代のRPGツクールは、まさにファミコンのような電子音でした。少ない音数で作らなければならない制約。こういうのもいい修行になりますよね。
当時、私が使用していたマシンはPC-9821だったんですが、DOS用ゲームの音がでない仕様でして、わざわざ音源ボード(通称・86ボード)を買いに行ったのもの良いおもひで。ちなみに、RPGツクールDante98。これ、マップが一画面分しか表示できなくて、画面のはしに移動すると、隣のマップに移動する、という初代ハイドライドばりの代物だったりします。


閑話休題。
そして、Windows時代の「RPGツクール95」になり、SMF(Standard MIDI File)を扱えるようになり、「RPGツクール2000」v1.5以降からMP3が使用できるようになり、現在ではOggも使用できるようになりました。
この流れ。なんだか携帯電話の着信メロディのようですね。初めはピロピロ鳴ってただけですが、今では普通に音楽を流せます。


Return to FarlandとForgotten Sagaにおいて、私がSMFを使用しているのは、音楽を途切れさせたくないからだという話は何度かしています。これはMIDIのコントロールナンバー 111をループさせたいところに入れてあげることで実現できます(RPGツクールのヘルプにも載っていますよ)。もっとも、「MIDIのコントロールナンバー111を入れる」環境(ソフト)がないとできないのですけど……。


ループ前の部分も、ちょっと癖(というか、当然注意すべき部分)があって、たとえば

この状態だと、37小節目の1/4まで音が伸び、そこからコントロールナンバー111へ飛びます。


一番はまりやすいのが、

なにもしないと、休符を無視してコントロールナンバー111へ飛んでしまいます。


なんでもいいので、最後の部分にノートを入れておくことで、ループの範囲をコントロールすることができます。これをマスターすれば、貴方のツクールサウンドもまた一歩思ったものに近づくことでしょう。


しかし、RPGツクールVXの音源である「Microsoft Synthesizer」。音源の仕様か、ツクールの仕様かわかりませんが、リバーブが深すぎです。