0020/02/22

遥か遠くの花。

陽射しが暖かく時に暑くさえある昼下がり。庭の隅っこにある蝋梅が花ひらきました。

一般の梅よりも開花時期が少し早いのです。

今年はさらにいつもより早くなりました。


花弁に触ってみると、強い香りに春を想起します。

季節がまたひとつ通り過ぎて、別れを告げていきます。

「春の匂いを憶えてますか?」

そんな言葉を残しながら。


平安時代より以前の人々は、梅を花と呼びました。

花とは待ち遠しいという意味なのかもしれませんね。