陽射しが暖かく時に暑くさえある昼下がり。庭の隅っこにある蝋梅が花ひらきました。
一般の梅よりも開花時期が少し早いのです。
今年はさらにいつもより早くなりました。
花弁に触ってみると、強い香りに春を想起します。
季節がまたひとつ通り過ぎて、別れを告げていきます。
「春の匂いを憶えてますか?」
そんな言葉を残しながら。
平安時代より以前の人々は、梅を花と呼びました。
花とは待ち遠しいという意味なのかもしれませんね。