0021/02/28

人間だもの

春めいた暖かい日があったかと思えば、急に雪が降ったりと不安定な気候ですが、季節は着実に春に向かっているのだなぁと感じる今日この頃。
基本的にゲーム制作というものはひたすら引きこもってPC画面を見つめ続ける、まるで苦行のような作業の連続。天気が良かろうが、悪かろうが、そんなことはお構いなしに黙々と作り続けなければいけないわけです。

好きだからやっている、でも常に「イーーヤッハーー!!」とハイテンションになりながらモチベーション全開で作っているわけではありませんよね。だれしも。人間だもの。

そんなときは、いっそしばらくお休みして止めるしかないわけですが。
そんなとき、いつも思い出すのが「魔女の宅急便」のウルスラが言っていた「しばらく描くのを止める!」ってやつです。

遠回りに見えても、後で振り返ると実は遠回りでなかったり。
逆に近道に思っていても、後で振り返ると実は近道ではなかったり。
色々あるわけです。


まぁ、毎日そんなに制作に割ける時間というものはないので、実際はそんなこと考える前に手を動かさなきゃいけないんですけどね。


ということで、2作目も順調に進んでいますよ。

0021/02/22

I Love You ... I Know !

昨夜、ふとテレビをつけるとスターウォーズのエピソード3が放映されていたので、なんとなく見ることにしました。

ファンタジーっていえばもう指輪物語とスターウォーズは避けて通れないのでしょうが、確かに昔のRPGや3次元のRPGのノリや雰囲気ってスターウォーズ全開な感じですね。坂本は3次元のほうはあまりやったことがないので勝手なイメージなんですが。

しかし、スターウォーズのシリーズって、いざ見ようと思っても途中で気がそれて、あたまにまったく入らなくなって後半が惰性になってしまい、エピソード4(最初の)頃からしっかりくっきり見た記憶がないんですが、それって坂本だけの現象でしょうか(バカw

ストーリーもほとんど憶えてないのですが、まぁそれはそれ、R2D2はかわいいですよね。やっつけ感想。

ぶっつづけのストーリーものというのは、なかなか話が前後すると組み立てに苦労したりするものですがこれだけ長い歳月をかけてつづけていくというのは、本当に情熱的ですばらしいことです。やっぱり必要なのは根性なんでしょうね。

0021/02/18

冒険者たち

先日ふらりと萌木の村(清里)へ行きました。
冬の清里はとても寒いのですが、今年は雪がほとんどありません。例年だと道路の脇にはモリモリと雪がどけられているハズですが、これはもはや暖冬という言葉で片付けられないくらいの状況。

現地のとあるお店で、お店の方から雑談がてら色々とお話を伺いました。今年の冬の状況、高地であることの特色、そして開拓の歴史……。

そこに、お墓があったんですがね。
最初見たときには、なぜこんなところにあるのだろうか? と不思議に思っていたのですが、話をきくとそれはその地をかつて開拓した人々のお墓だそうです。そこには人種や宗教もありません。実際、この地の開拓に大変尽力したポール・ラッシュ氏はアメリカの方ですし。
お墓はすべて同じ南を向いて建てられているそうです。

考えてみれば日本はどこへ行っても、よほどの場所でない限りは電気があり、ちゃんと水も出るし、住むことができます。
でも、それも先人たちの苦労があってのことだということを思い出させる興味深い話でした。


開拓者や冒険者というと、なんだかRPGの中だけの話しのようですが、普段何気なく暮らしているように思うわれわれも、きっと未来への礎となっていて、また冒険者なのでしょうね。大げさすぎですかね(笑)。


ゲームを作るときにも、マップやキャラなど設定を考えなければならないものがたくさんありますが、「なぜ、それがそうなったのか」「どうしてこの街はこの形状なのか」そんな「なぜ」をたくさん考えてあげることで、それはもっと深い世界に変わっていくんじゃないでしょうか。

まぁ、もっとも難しいのはそれを形にすることなんでしょうけどね。

0021/02/07

Yeah! Yeah! Yeah! Fuuhh!!!

Forgotten Sagaでは違う意味合いでブラウン・シュガーが登場したりしますが、ところでマーティン・スコセッシ監督の「ローリング・ストーンズ・シャイン・ア・ライト」が、田舎の数少ない娯楽施設でも公開されたことを知り、イーーーーヤッハァァアアア! と北斗の拳で秒殺される雑魚のテンションで赴いてきました。

ローリング・ストーンズの映画なんで興味がない人はさっぱり見ないたぐいのものかとは思いますが、いかんせん興味がある人なんでものすごく楽しめました。確かにキャッチコピーにあったように、メンバーが近い! 映画でなに言ってんだと思われるでしょうがドームツアーばっかりやってる印象なんで、ライブハウスの距離感は衝撃。ミックの顔のしわがすげーとかキースの腹の出具合までなんだかどきどきする近距離攻撃です。一発目のジャンピン・ジャック・フラッシュのイントロでは鼻水を噴きました。

予備知識をほとんど要れずにいったので、ジャック・ホワイトの登場に感動し、ついでにジャックって背がでかいんだなと変な部分が気になったり、まさかのバディ・ガイの参戦と、そのすこぶる重厚な歌声とギターに椅子から転げ落ちそうになり、クリスティーナ・アギレラがめちゃくちゃ高いヒールで器用に踊っているさまに素直にクールだねと思ったりしました。

平均年齢64歳。そりゃ確かに、衰えはあるでしょう。でも、厳格な父親の管理で3歳からボディビルディングをしていたというミックの肉体と、力強い動きには感銘を受けますよ。昨今の不況でうろたえてばかりいるバブルや団塊の人たちはその精神を見習ったらいいのではないですかとか余計なことまで思ったりします。

転がりつづけた礫は歳月とともに磨かれて、やがて強い光を反射して世界中に振り撒きました。時に苦しさに脚をとめても、生きつづけていれば、だれかに光を降りそそぐこともあるのかもしれません。