0019/07/30

人生の二つの扉

人生は、時に決断をしなければならないことがあります。晩ご飯は何にしようかという些末なことから、それこそ仕事や結婚を決断するという重大なことまで様々です。
決断をしなければならない理由は多々ありますが、たいていの場合、それは時間というものが有限であるからということに起因しているのではないかと思います。与えられた時間を使いながら活動をしている私たちは、否応なしに決断を迫られることがあるものです。

ところで。
MEET INVADEの制作では、シナリオパートは坂本がすべて担当しています。逆に、それ以外の部分はすべて私が担当しています。なぜか? 当然、その方が良いものが創れると判断したからです。
Return to Farlandバージョン3に同梱されている「Return to Farland設定資料集」には、そのあたりのいきさつについて少し書かれていますが、まぁとにかく。諏訪部にはああいったシナリオを構成する力はないのですよ。「坂本、おまえ物語つくるのが得意そうだから、シナリオ書いてよ、OK?」というノリから企画がスタートしたのです(笑)。
私自身も、書くことは好きで、よく(クソな)小説を書いていたのですが、Return to Farlandの制作を始めた辺りから、腰を据えて物語を作ることは辞めました。つまり、私はそこで一つ捨てたわけです。

捨てるという言い方をすると、なんだか嫌な感じがするのは否めませんが、カッコつけた言い方をすると、現状を冷静に分析するということではないでしょうか。まぁ、捨てることで逆に手に入れることもあるからこそ、捨てるんですけど。
時間がたくさんあると、そういうことはあまり考えないものですが、いざ時間がなくなると、少しはそんなことも考えるようになるわけです。

人生は、初期のDQにあったように、宝箱を開けたはいいが、「これ以上もてません、すてますか?」という連続だよね、という、学校の先生のような説教くさいお話でした。

追記:前回のエントリーでハ○ヤのCMの話を書きましたが、まだやっているそうです。また、あれは関東圏だけのローカルCMだったこともすっかり忘れていました。いくつかのあたたかいご指摘をいただきました。日本も広いなぁ、と感じた瞬間です(笑)。

0019/07/24

DE DO DO DO , DE DA DA DA

時系列でみると、Forgotten SagaはReturn to Farlandのなかに内包されている感じです。しかし、Forgotten Sagaで描かれている部分は、Return to Farlandには含まれていません。
だから、Return to Farlandでは理解し合っている状況で組まれているパーティが、Forgotten Sagaではまだバラバラだったりします。ベヒシュタイン率いるギガンテスのことです。雨降って地固まるの理論で、ルーディスが他のメンバーと絆をもつには時間がかかるわけです。

2月11日のグラミー賞で一番話題になったのはポリスの再結成でした。
解散というか空中分解というか当時のメンバー間の確執を知っている人には、え、冗談でしょー、という感じの出来事だったかと思います。
名盤「シンクロニシティ」製作時、あまりにメンバーたちが険悪だったのでプロデューサーの配慮でレコーディングを別々のスタジオで行ったりしたそうで、ライブではスチュワート・コープランドのバスドラに「I KILL STING」と書かれていたりしたそうです。
それが気さくに肩まで組んでしまう勢いのスリーショット写真。もともと仲が悪くなるほど、最初から仲よかったわけじゃないし的な涼しい顔です。
演奏された「ロクサーヌ」も完璧でした。
結成30周年、時の流れにはいろいろありますね。
そもそも噂なんて、ただの噂でしかないのかもしれません。
気にしているのは自分だけ、気にしているのはまわりだけ、よくある話です。

0019/07/13

ヨイフロ

もうすぐ夏休み。
夏休みの思い出といえば、やはり小学生の時に連れていってもらった海水浴です。海が近くにない街に住んでいたので、それこそ一年に一度のビッグイベントでした。

今、自分が大人になってみて思えば、親たちはよくもまぁ、毎日クソ忙しい日々を送りながら、夏休みのレジャーの計画や段取りをしていたものだと思います。親が子供のためにすることではありますが、全くもって頭が下がる思いです。

で、先日。坂本とこんな与太話をしました。
夏休みのレジャーの話をする中で、ある旅館(ホテル?)の話がでました。かつて、CMをバンバン流していた、誰でも知ってる「あの」旅館です。そのCMに、子供が巨大な魚を抱えるというシーンがあります。魚はうにょうにょ動くわけですよ。

この魚は本物か? という議論になりまして、答えはどうでも良いのですが、
そんだけイメージに残っているくらいだから、すげえCMを流していたよね?
でも、最近は見ないよね?
経営苦しいのかね?
これも時代かね?
と、いう淋しい話になってしまいました(笑)。

まぁ、私と同じようなレジャーの思い出を持っている方もたくさんおられることでしょう。
でも、それぞれに思いは異なります。人の数だけ、黄金体験があるものですから。

ということで、次回作に登場するキャラクターたちはどんなドラマを見せてくれるんでしょう?
シナリオはまだすべては上がってきていないのですが、意外なキャラが意外な設定で登場していたりもしておもしろい部分もあります。

あの魚は本物か? という議論がプレイヤーの間でされるくらいの作品にしたいですね(意味不明)。

0019/07/11

君は眠っていたね、君は眠っていたね。

ちょっと前に書いたとおり、クルルのモデルはレッサーパンダでした。その場のノリと楽しさ的な決定で、Return to Farland、Forgotten Saga両方のマスコットとなったわけです。

ところで飼ってみたい動物ナンバー1は、やはり白黒パンダなのですが、ご飯、環境、サイズ、どう考えても現実的ではないので眺めて我慢するようにしています。
いろいろな事情があるのだと思いますが最近の中国のパンダの開放っぷりにナーッイス!!

……興奮したところで本題に戻りますが、風太君が立ったりしたため話題になったレッサーパンダ。
その昔、レッサーパンダのほうが先に発見されてパンダと名づけられたのに、のちに白黒パンダが見つかったためパンダという名前を奪られたという本家パンダです(複雑)。

近隣の市営動物園に3匹もいます。
2匹が縦に並んで(いわゆるドラクエスタイルで)散歩している様がモコモコです。たまに樹に登ったかと思うと、昼寝をしたりしています。
でも基本的にヒマラヤ的気候でないと弱ってしまうらしく、庭つきのクーラー室暮らし。
……こっちも飼えませんね。