0019/07/30

人生の二つの扉

人生は、時に決断をしなければならないことがあります。晩ご飯は何にしようかという些末なことから、それこそ仕事や結婚を決断するという重大なことまで様々です。
決断をしなければならない理由は多々ありますが、たいていの場合、それは時間というものが有限であるからということに起因しているのではないかと思います。与えられた時間を使いながら活動をしている私たちは、否応なしに決断を迫られることがあるものです。

ところで。
MEET INVADEの制作では、シナリオパートは坂本がすべて担当しています。逆に、それ以外の部分はすべて私が担当しています。なぜか? 当然、その方が良いものが創れると判断したからです。
Return to Farlandバージョン3に同梱されている「Return to Farland設定資料集」には、そのあたりのいきさつについて少し書かれていますが、まぁとにかく。諏訪部にはああいったシナリオを構成する力はないのですよ。「坂本、おまえ物語つくるのが得意そうだから、シナリオ書いてよ、OK?」というノリから企画がスタートしたのです(笑)。
私自身も、書くことは好きで、よく(クソな)小説を書いていたのですが、Return to Farlandの制作を始めた辺りから、腰を据えて物語を作ることは辞めました。つまり、私はそこで一つ捨てたわけです。

捨てるという言い方をすると、なんだか嫌な感じがするのは否めませんが、カッコつけた言い方をすると、現状を冷静に分析するということではないでしょうか。まぁ、捨てることで逆に手に入れることもあるからこそ、捨てるんですけど。
時間がたくさんあると、そういうことはあまり考えないものですが、いざ時間がなくなると、少しはそんなことも考えるようになるわけです。

人生は、初期のDQにあったように、宝箱を開けたはいいが、「これ以上もてません、すてますか?」という連続だよね、という、学校の先生のような説教くさいお話でした。

追記:前回のエントリーでハ○ヤのCMの話を書きましたが、まだやっているそうです。また、あれは関東圏だけのローカルCMだったこともすっかり忘れていました。いくつかのあたたかいご指摘をいただきました。日本も広いなぁ、と感じた瞬間です(笑)。