0019/12/29

C73

さて、コミックマーケット73が開幕しました。
今回はMEET INVADEもサークルとして参加するということで、ご来場の皆さまはぜひブースの方に立ち寄っていただけると嬉しいです。「12月31日 西地区“み”ブロック-08a」です。「Return to Farland」と「Forgotten Saga」を販売しますよ。

ちなみに、私・諏訪部はこのイベントに行ったことがありません。なので、一体どういうものなのかもさっぱりわかりません。ブースで挙動不審な動きをしていても、あたたかい目で見守ってください。

よろしくお願いします!

0019/12/24

Santa claus is comin to town

クリスマス。
年末になると世の中がやたら忙しくなります。どうせ一週間も休めばいつもどおりに戻るのだから、そんなに慌てるなよと思うのですが、なにかが終わってしまうという感覚が、みんなの背中を押しているようです。例外にもれず、あっという間に年の瀬がせまってきたように思います。今年は冬将軍もこたつでみかんなのかと思うくらい暖秋に暖冬だったので、なかなか冬の実感というのはなかったのですが、ここ最近急に絞りだすような寒さです。寒い夜にひとひらの雪がふってきて、ふと脚をとめるような寒さ。

いろんな種類の暖かさというのが世の中にはあります。去年のクリスマスのとき、子供の頃の思い出を書きました。一般的な家庭だったけれど、熱心な親のおかげで、今思うととても幸せな時間を過ごさせてもらっていたわけです。親がサンタクロースを存在させてくれたことに大人になった今、感謝の気持ちでいっぱいです。口にはできませんけどね。

世の中には多くの冷たさもあります。身を切るような苦しいことも、心が荒むような憤りも確かに存在します。それでも、最後のところで人間としての心を忘れないでいられるのは、その昔、枕もとにやってきたサンタクロースがくれた暖かさのおかげなのかもしれません。
メリークリスマス。

youd better watch out
Youd better not cry
Better not pout
Im telling you why……

0019/12/04

良三とあらいとタバコ

私事ですが、不覚にも風邪をひいてしまいました。のどが痛く、なかなか治りません。
ということで、今回のテーマは「ゲームと病気」です(笑)。

通常、RPGにおいてキャラクターは病気になりません。宿屋に泊まった次の日に「やべぇ、俺、風邪ひいたから今日はここで休んでるわ」と、いうメッセージとともにパーティーキャラが離脱することはありません(あってたまるか)。しかし、RPGの王道シナリオとして、誰かが病気になり「○○に薬を取りに行く」だとか、「○○の呪いなので、XXを倒しに行く」などといったことは多々あります。たいていの場合、「病気を治すには○○が必要なんじゃ!」という具体的なことがわかっているにもかかわらず、誰も行かないというヘタレな状況に直面するわけですけれど。

そんな病気イベント。衝撃的で今でも思い出に残っているものは「FINAL FANTASY6」における、世界崩壊後のシドでした。世界が崩壊したあと、セリスとシドは孤島にとり残されてしまいます。ここでシドに魚を捕って食べさせるというイベントが発生するのですが、このとき、魚には実は種類があって、常に"うまい魚"を捕まえてシドに持っていってあげるとシドが死亡しないで済む、という意味不明な分岐がありました。
セリスがわざわざ捕ってきてくれた魚。たとえそれが"まずい魚"だったとしても、シドは「このあらいを作ったのは誰だぁ!!」と海原雄山にはなれません。きっと「おいしい」と言って食べていたはずです。そして、その挙句に死亡。死亡の果てに絶望したセリスは崖から身投げ。
超絶悲惨です。

これは極端な例かもしれませんが、ストーリー(キャラクター)の設定までもが変化してしまう分岐。こういうダイナミックな展開は、Forgotten Saga製作の初期段階で議論されました。
Return to Farlandはご存知の通り、ストーリーは本当に一本道であるのですが、その次の作品であるForgotten Sagaは、自由度を追求しようという話が出たわけです。プレイヤーの行動によって、その後の展開が変化していくという、木の枝が広がるような壮大なツリーシステムが考案されましたが、それはいくらなんでもシナリオ・製作ともに複雑になりすぎてしまうので、それはお蔵入りになりました。ただ、サブイベントとして残っているあれらは、それの名残とも言えるでしょうね。

自由度というものは、ある意味ではRPGの永遠のテーマのような気もします。ただ、分岐がたくさんあるのが「=自由度」かという疑問もあるわけで、悩みどころではありますね。そんなわけで、次回作はまたReturn to Farlandの路線に戻っています。長編製作の旅を乗り切るためにも早く風邪を治さなきゃいけませんね。

あ、ちなみにブログをBloggerに変更しました。
徐々に直していこうと思います。

0019/11/15

Xevious

紅葉真っ只中ですが、世界遺産ナスカ展に行ってきました。世界遺産を息抜きに利用するのも悪くないのです。キッズの頃の感性では物が見られなくなったのか、ただ混んでいて人に酔ったのか、入場料が高くて引いてしまったのかよくわかりませんが、昔に学研を読んでいたときのような高揚感はあまりなく、これといって売りのない現代美術館をみているような心持ちでふらふらと散策しました。
NHKのドキュメンタリーのような地上絵の紹介VTRをみてなぜかさらに酔い、変な汗をかきながら行程を終了。ナスカよりも、案内係をしていた放送局の女子アナのほうが人気があって、まぁそりゃそうかと納得。しかし地上絵のなかに「フクロウ男」なるガチャピンがいたんですが、フクロウ男ってなにかしらメジャーで、あーなるほど、フクロウ男ね、って相槌をうつような存在でしょうか。最近いろんなことがよくわからなくなります。
連綿と受け継がれる謎。だれかが適当に残したことでも、真意がみえなければ永遠の謎です。みんなで適当なことを書いておけば、未来人が混乱して面白いかもしれません。それを見ることはできないけれど。
なぜ、それがあるのか? とても難しい命題です。なぜ、生きているのか? 人類はまだその最初の命題すら、解答できていないのだから。

0019/11/05

SONS

横浜で開催された楽器フェアへ行ってきました。メーカーの様々な新製品が展示され、試弾もできるという楽しいイベントです。

色々と興味深いことがあったのですが、その中でもKORGのブースには、この間亡くなられたジョーザビヌル氏への追悼メッセージを書き込めるノートが置いてありました。ノートを見ると、メッセージが色々と書いてあり、やはりその存在感は大きかったのだなぁ、と感じたわけです。
で、フラフラと会場を歩いていると、スタインウェイのブースを発見。そう、Return to Farlandに登場したキャラクターの名前にもありましたね。有名なので皆さんご存じでしょうけど、ピアノメーカーです。
で、何台かピアノが置いてあったので試しに弾かせてもらいました。弾いた曲はもちろん(?)Return to Farlandのオープニング。ひとときの諏訪部ライブです(笑)。

いや~最高ですね。
でも、そのお値段は高級車が買えるくらい高くて、とてもじゃないけど手が出せない。う~む……。

担当の人と話をしていて……
「スタインウェイしか興味がないですか? こっちに、新しいタイプのがありますよ」
と、案内されたところにあったのは、どうもスタインウェイの技術を取り入れたブランドのピアノらしい(前からあったのかわかりません。私は知らなかったんですけどね)。

「これ、中国製ですけど、その分値段はお手頃になっていますよ」

……あの。営業さん。別にそんなとこ強調しなくてもいいです。カタログにも書いてないじゃないですか……。

まぁ、とりあえず。
これが置ける環境を確保しなければ話になりませんね。あと、ちゃんと弾ける技術も必要ですね。

という、黄金体験でした。

0019/08/27

続・戦隊

残暑が厳しいんで、ぼやきます。
子どもの頃って戦隊モノが好きですよね。いや大きなお友達になってからも好きだっていいですし、実際好きなのかもしれないですが、なんでしょう、よくわからない覆面の集まりで、正義のごり押しなのに、なかなかどうして頼れる存在というのは良い感じに扱われるものなんですね。
昔はそういえば、どこかの崖とか、石砂利っぽい広場で本当に巨大な敵と、覆面軍団が戦ってるんだと思ってましたね。中の人は確かに存在せず、ああいう人たちが悪と戦っているんだと思っていました。
ヒーローショーなどデパートなんかに見にいったときも、悪の軍団が現れると本気で恐怖し、ヒーローが現れると本気で喜んだ気がします。チキンだったので正義が信じられず、悪の軍団にさらわれないかずっとビクビクしてた気がしますけど。
そういう感覚が幻想なのかといえばやっぱりそうでもなく、やはりイマジネーションですか。ヒーローに限らず、たとえばミッキーマウスなんかもそうです。ディズニーランドに行くまではただの人型ネズミでも、実際のオーラをまとったミッキーを前にすると「ムゥィイッキィイイーーー!!」と恥じらいもなく手をふって叫んでしまったりします。
実情などわかっているけれど、そこに幻想を見いだし身を投じてしまうというのは、人間だけの娯楽だと思います。そして、物語にはそういうことがいえます。
先の展開などわかってもいい。わかっているけれど面白い。そういえば、Return to FarlandやForgotten Sagaではそういうのを目指していました。きっと次作でもそういうのを目指していくと思います。いや、毎日暑いですね本当に。

0019/08/17

戦隊

暑いですね。天気予報を見ていると、今年から「猛暑日」という単語を使用し始めています。どんな単語を使おうが暑いモノは暑いっつーの! と、ツッコミたくなりますが、みなさんこの連日の猛暑でツッコむ気力すら失ってしまっているんじゃないでしょうか。
さて、猛暑といえばReturn to Farlandに登場したプレコップ帝国を思い出します。火信仰の国ですので、「暑い場所」という設定なんですが(逆?)、あそこにはマルグリューセイヴァーズという戦隊がいます。今にして思えば、なんで戦隊モノをやったのかよくわかりませんが、たぶん私がノリだけで、「戦隊モノ出してよ、OK?」と言ってしまったんだと思います。でも、逆に私の方でも、「戦隊モノのテーマ曲」を作る羽目になり、それ系のCDを聴きあさって戦隊モノとは何かを真剣に研究したりもしました。研究していると、戦隊モノがいかに考えられて作られているか、そして、子どもたちに夢を与える作品であることに気づき、「戦隊モノすげえじゃん!」と認識を改めたものでした。まぁ、機会があったら次作にもそういうノリをバンバン入れていきたいですね。坂本にもよく言っておきます(笑)。
そろそろ夏も終盤でしょうか?ヒーローショーで活躍するヒーローも、ぜひ最後までがんばって乗りきってください。中の人なんていませんよ?

0019/08/13

太陽の下で、夏を齧ろう。

やはり地味に進み、地味に終わる結果になりましたが、早いもので一週間、MEET WEEK in SUMMERも無事終わりました。

祭りのあとの一抹の淋しさはまったくもってありませんが、きっとそれはまだ夏真っ只中だからでしょう。
Return to FarlandやForgotten Sagaをプレイ中、プレイ予定の皆さん、それ以外の予定が盛りだくさんの皆さんも、夏休みが印象的なものになるように、祈っております。

MEET WEEKのご意見、ご感想などありましたら、ぜひともお寄せください。
今後もMEET INVADEをよろしくお願いします。

Please Enjoy Your RESORT !!

0019/08/06

少年は荒野をめざす

「聖剣伝説2」。ご存じの方もたくさんおられると思いますが、かつてスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたアクションRPGです。ちょうど14年前の今日(8月6日)発売されました。
この作品には、ゲーム内容とは別に、今でも憶えているエピソードがあります。諏訪部の思い出なんかどうでもいいよ、バカ! と、言わず、読んでみてください(笑)。
当時、諏訪部少年はこの「聖剣伝説2」を、雑誌に掲載された写真や記事だけで、発売する前からクソゲーだと勝手に決めつけていました。前作「聖剣伝説」をやり込みまくって、あまりにそのカラーと違う印象を受けたからです。ようするに、「こんなもん、聖剣じゃないやい!うわああん!!オラの聖剣伝説を返せ~!!」という感じです(←バカそのもの)。だから、ソフトの予約もせず、ゲーム自体もノーマークだったんですよ。で、いざ発売されると、諏訪部少年の友だちがこのソフトを手に入れるわけです。「聖剣2どう?」みたいな感じで、友だちの家に遊びに行ったわけです。「どうせクソゲーだろ、ププー」と、嫌らしくね(笑)。
実際に見てみると、これ。おもしろいじゃないですか!前作と違ったカラフルな絵柄も、実はゲームと非常にマッチしているし、操作性も抜群。音楽も最高でした。それを見て、逆になんだか焦ったというのを憶えています。
予約もなし、ソフトを買うお金もなかった諏訪部少年。少年は困りました。ソフトは欲しい、いますぐ欲しい!まぁ、お金はなんとかなりました。ちょうど夏休みでしたし、実家に行くことがあれば、祖父母からお小遣いをもらうことだってありますからね。しかし、肝心のソフトが売っていないんですよ。大人気ソフトなので予約がないと買えなかったんです(当時のゲームソフトは、売り切れになると2週間~1ヶ月待ちになることが普通でした)。
夏休み。うだるような暑さのなか、少年は一本のゲームソフトを求めてチャリンコで爆走します。そして、家からちょっと離れた所にある量販店で、ついにそれを発見しました。マナの樹と、その前にたたずむ三人の少年たちが描かれたグリーンのパッケージ。それを見て、目頭が熱くなりましたが、それは汗だということにしておきましょう。
こうして、諏訪部少年の夏は、聖剣を引き抜いた少年とともに過ぎていきましたとさ。
実際に触れてみないと、本当のところはわからない。実際に体験してみないと、本当のことはわからない。何かにぶつかると、痛いけど、痛いっていうことがわかる。ぶつからなければ、痛くはないけれど、痛いということもわからない。よくある話ですよね。

0019/08/04

君がいた夏は遠い夢のなか。

あっという間に夏休みで、もう8月です。
台風が来たりで湿気も悶悶。
入道雲もモコモコです。モコッチ。

夏といえば、青い空、白い雲、まぶしい太陽、広い海に押し寄せる波。
そんな感じのイメージの人が多いのかもしれませんが、海のない在所で育つと必ずしもそれが原体験ではなかったりします。
ちょっとまえに諏訪部が書いていたりしたように、一家で海に行くイベントなどもあり、とても楽しませてもらったりもしましたが、夏のイメージはやはり、畑の広がる田舎、せみの合唱、昆虫の森、縁側でスイカ、浴衣と花火と夏祭りという感じです。(実際はそんなでもないんですけどw)
夏祭りの賑わいや、花火のあとの静けさが夏の夜の醍醐味ですね。

ところで夏祭りということで、MEET WEEK in SUMMERが始まりました。
約一週間くらい地味にじわじわと開催されていく予定です。
祭りの屋台を覗きにくる感じで、ささやかに楽しんで頂ければと思います。