0019/11/15

Xevious

紅葉真っ只中ですが、世界遺産ナスカ展に行ってきました。世界遺産を息抜きに利用するのも悪くないのです。キッズの頃の感性では物が見られなくなったのか、ただ混んでいて人に酔ったのか、入場料が高くて引いてしまったのかよくわかりませんが、昔に学研を読んでいたときのような高揚感はあまりなく、これといって売りのない現代美術館をみているような心持ちでふらふらと散策しました。
NHKのドキュメンタリーのような地上絵の紹介VTRをみてなぜかさらに酔い、変な汗をかきながら行程を終了。ナスカよりも、案内係をしていた放送局の女子アナのほうが人気があって、まぁそりゃそうかと納得。しかし地上絵のなかに「フクロウ男」なるガチャピンがいたんですが、フクロウ男ってなにかしらメジャーで、あーなるほど、フクロウ男ね、って相槌をうつような存在でしょうか。最近いろんなことがよくわからなくなります。
連綿と受け継がれる謎。だれかが適当に残したことでも、真意がみえなければ永遠の謎です。みんなで適当なことを書いておけば、未来人が混乱して面白いかもしれません。それを見ることはできないけれど。
なぜ、それがあるのか? とても難しい命題です。なぜ、生きているのか? 人類はまだその最初の命題すら、解答できていないのだから。

0019/11/05

SONS

横浜で開催された楽器フェアへ行ってきました。メーカーの様々な新製品が展示され、試弾もできるという楽しいイベントです。

色々と興味深いことがあったのですが、その中でもKORGのブースには、この間亡くなられたジョーザビヌル氏への追悼メッセージを書き込めるノートが置いてありました。ノートを見ると、メッセージが色々と書いてあり、やはりその存在感は大きかったのだなぁ、と感じたわけです。
で、フラフラと会場を歩いていると、スタインウェイのブースを発見。そう、Return to Farlandに登場したキャラクターの名前にもありましたね。有名なので皆さんご存じでしょうけど、ピアノメーカーです。
で、何台かピアノが置いてあったので試しに弾かせてもらいました。弾いた曲はもちろん(?)Return to Farlandのオープニング。ひとときの諏訪部ライブです(笑)。

いや~最高ですね。
でも、そのお値段は高級車が買えるくらい高くて、とてもじゃないけど手が出せない。う~む……。

担当の人と話をしていて……
「スタインウェイしか興味がないですか? こっちに、新しいタイプのがありますよ」
と、案内されたところにあったのは、どうもスタインウェイの技術を取り入れたブランドのピアノらしい(前からあったのかわかりません。私は知らなかったんですけどね)。

「これ、中国製ですけど、その分値段はお手頃になっていますよ」

……あの。営業さん。別にそんなとこ強調しなくてもいいです。カタログにも書いてないじゃないですか……。

まぁ、とりあえず。
これが置ける環境を確保しなければ話になりませんね。あと、ちゃんと弾ける技術も必要ですね。

という、黄金体験でした。

0019/08/27

続・戦隊

残暑が厳しいんで、ぼやきます。
子どもの頃って戦隊モノが好きですよね。いや大きなお友達になってからも好きだっていいですし、実際好きなのかもしれないですが、なんでしょう、よくわからない覆面の集まりで、正義のごり押しなのに、なかなかどうして頼れる存在というのは良い感じに扱われるものなんですね。
昔はそういえば、どこかの崖とか、石砂利っぽい広場で本当に巨大な敵と、覆面軍団が戦ってるんだと思ってましたね。中の人は確かに存在せず、ああいう人たちが悪と戦っているんだと思っていました。
ヒーローショーなどデパートなんかに見にいったときも、悪の軍団が現れると本気で恐怖し、ヒーローが現れると本気で喜んだ気がします。チキンだったので正義が信じられず、悪の軍団にさらわれないかずっとビクビクしてた気がしますけど。
そういう感覚が幻想なのかといえばやっぱりそうでもなく、やはりイマジネーションですか。ヒーローに限らず、たとえばミッキーマウスなんかもそうです。ディズニーランドに行くまではただの人型ネズミでも、実際のオーラをまとったミッキーを前にすると「ムゥィイッキィイイーーー!!」と恥じらいもなく手をふって叫んでしまったりします。
実情などわかっているけれど、そこに幻想を見いだし身を投じてしまうというのは、人間だけの娯楽だと思います。そして、物語にはそういうことがいえます。
先の展開などわかってもいい。わかっているけれど面白い。そういえば、Return to FarlandやForgotten Sagaではそういうのを目指していました。きっと次作でもそういうのを目指していくと思います。いや、毎日暑いですね本当に。

0019/08/17

戦隊

暑いですね。天気予報を見ていると、今年から「猛暑日」という単語を使用し始めています。どんな単語を使おうが暑いモノは暑いっつーの! と、ツッコミたくなりますが、みなさんこの連日の猛暑でツッコむ気力すら失ってしまっているんじゃないでしょうか。
さて、猛暑といえばReturn to Farlandに登場したプレコップ帝国を思い出します。火信仰の国ですので、「暑い場所」という設定なんですが(逆?)、あそこにはマルグリューセイヴァーズという戦隊がいます。今にして思えば、なんで戦隊モノをやったのかよくわかりませんが、たぶん私がノリだけで、「戦隊モノ出してよ、OK?」と言ってしまったんだと思います。でも、逆に私の方でも、「戦隊モノのテーマ曲」を作る羽目になり、それ系のCDを聴きあさって戦隊モノとは何かを真剣に研究したりもしました。研究していると、戦隊モノがいかに考えられて作られているか、そして、子どもたちに夢を与える作品であることに気づき、「戦隊モノすげえじゃん!」と認識を改めたものでした。まぁ、機会があったら次作にもそういうノリをバンバン入れていきたいですね。坂本にもよく言っておきます(笑)。
そろそろ夏も終盤でしょうか?ヒーローショーで活躍するヒーローも、ぜひ最後までがんばって乗りきってください。中の人なんていませんよ?

0019/08/13

太陽の下で、夏を齧ろう。

やはり地味に進み、地味に終わる結果になりましたが、早いもので一週間、MEET WEEK in SUMMERも無事終わりました。

祭りのあとの一抹の淋しさはまったくもってありませんが、きっとそれはまだ夏真っ只中だからでしょう。
Return to FarlandやForgotten Sagaをプレイ中、プレイ予定の皆さん、それ以外の予定が盛りだくさんの皆さんも、夏休みが印象的なものになるように、祈っております。

MEET WEEKのご意見、ご感想などありましたら、ぜひともお寄せください。
今後もMEET INVADEをよろしくお願いします。

Please Enjoy Your RESORT !!

0019/08/06

少年は荒野をめざす

「聖剣伝説2」。ご存じの方もたくさんおられると思いますが、かつてスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたアクションRPGです。ちょうど14年前の今日(8月6日)発売されました。
この作品には、ゲーム内容とは別に、今でも憶えているエピソードがあります。諏訪部の思い出なんかどうでもいいよ、バカ! と、言わず、読んでみてください(笑)。
当時、諏訪部少年はこの「聖剣伝説2」を、雑誌に掲載された写真や記事だけで、発売する前からクソゲーだと勝手に決めつけていました。前作「聖剣伝説」をやり込みまくって、あまりにそのカラーと違う印象を受けたからです。ようするに、「こんなもん、聖剣じゃないやい!うわああん!!オラの聖剣伝説を返せ~!!」という感じです(←バカそのもの)。だから、ソフトの予約もせず、ゲーム自体もノーマークだったんですよ。で、いざ発売されると、諏訪部少年の友だちがこのソフトを手に入れるわけです。「聖剣2どう?」みたいな感じで、友だちの家に遊びに行ったわけです。「どうせクソゲーだろ、ププー」と、嫌らしくね(笑)。
実際に見てみると、これ。おもしろいじゃないですか!前作と違ったカラフルな絵柄も、実はゲームと非常にマッチしているし、操作性も抜群。音楽も最高でした。それを見て、逆になんだか焦ったというのを憶えています。
予約もなし、ソフトを買うお金もなかった諏訪部少年。少年は困りました。ソフトは欲しい、いますぐ欲しい!まぁ、お金はなんとかなりました。ちょうど夏休みでしたし、実家に行くことがあれば、祖父母からお小遣いをもらうことだってありますからね。しかし、肝心のソフトが売っていないんですよ。大人気ソフトなので予約がないと買えなかったんです(当時のゲームソフトは、売り切れになると2週間~1ヶ月待ちになることが普通でした)。
夏休み。うだるような暑さのなか、少年は一本のゲームソフトを求めてチャリンコで爆走します。そして、家からちょっと離れた所にある量販店で、ついにそれを発見しました。マナの樹と、その前にたたずむ三人の少年たちが描かれたグリーンのパッケージ。それを見て、目頭が熱くなりましたが、それは汗だということにしておきましょう。
こうして、諏訪部少年の夏は、聖剣を引き抜いた少年とともに過ぎていきましたとさ。
実際に触れてみないと、本当のところはわからない。実際に体験してみないと、本当のことはわからない。何かにぶつかると、痛いけど、痛いっていうことがわかる。ぶつからなければ、痛くはないけれど、痛いということもわからない。よくある話ですよね。

0019/08/04

君がいた夏は遠い夢のなか。

あっという間に夏休みで、もう8月です。
台風が来たりで湿気も悶悶。
入道雲もモコモコです。モコッチ。

夏といえば、青い空、白い雲、まぶしい太陽、広い海に押し寄せる波。
そんな感じのイメージの人が多いのかもしれませんが、海のない在所で育つと必ずしもそれが原体験ではなかったりします。
ちょっとまえに諏訪部が書いていたりしたように、一家で海に行くイベントなどもあり、とても楽しませてもらったりもしましたが、夏のイメージはやはり、畑の広がる田舎、せみの合唱、昆虫の森、縁側でスイカ、浴衣と花火と夏祭りという感じです。(実際はそんなでもないんですけどw)
夏祭りの賑わいや、花火のあとの静けさが夏の夜の醍醐味ですね。

ところで夏祭りということで、MEET WEEK in SUMMERが始まりました。
約一週間くらい地味にじわじわと開催されていく予定です。
祭りの屋台を覗きにくる感じで、ささやかに楽しんで頂ければと思います。

0019/07/30

人生の二つの扉

人生は、時に決断をしなければならないことがあります。晩ご飯は何にしようかという些末なことから、それこそ仕事や結婚を決断するという重大なことまで様々です。
決断をしなければならない理由は多々ありますが、たいていの場合、それは時間というものが有限であるからということに起因しているのではないかと思います。与えられた時間を使いながら活動をしている私たちは、否応なしに決断を迫られることがあるものです。

ところで。
MEET INVADEの制作では、シナリオパートは坂本がすべて担当しています。逆に、それ以外の部分はすべて私が担当しています。なぜか? 当然、その方が良いものが創れると判断したからです。
Return to Farlandバージョン3に同梱されている「Return to Farland設定資料集」には、そのあたりのいきさつについて少し書かれていますが、まぁとにかく。諏訪部にはああいったシナリオを構成する力はないのですよ。「坂本、おまえ物語つくるのが得意そうだから、シナリオ書いてよ、OK?」というノリから企画がスタートしたのです(笑)。
私自身も、書くことは好きで、よく(クソな)小説を書いていたのですが、Return to Farlandの制作を始めた辺りから、腰を据えて物語を作ることは辞めました。つまり、私はそこで一つ捨てたわけです。

捨てるという言い方をすると、なんだか嫌な感じがするのは否めませんが、カッコつけた言い方をすると、現状を冷静に分析するということではないでしょうか。まぁ、捨てることで逆に手に入れることもあるからこそ、捨てるんですけど。
時間がたくさんあると、そういうことはあまり考えないものですが、いざ時間がなくなると、少しはそんなことも考えるようになるわけです。

人生は、初期のDQにあったように、宝箱を開けたはいいが、「これ以上もてません、すてますか?」という連続だよね、という、学校の先生のような説教くさいお話でした。

追記:前回のエントリーでハ○ヤのCMの話を書きましたが、まだやっているそうです。また、あれは関東圏だけのローカルCMだったこともすっかり忘れていました。いくつかのあたたかいご指摘をいただきました。日本も広いなぁ、と感じた瞬間です(笑)。

0019/07/24

DE DO DO DO , DE DA DA DA

時系列でみると、Forgotten SagaはReturn to Farlandのなかに内包されている感じです。しかし、Forgotten Sagaで描かれている部分は、Return to Farlandには含まれていません。
だから、Return to Farlandでは理解し合っている状況で組まれているパーティが、Forgotten Sagaではまだバラバラだったりします。ベヒシュタイン率いるギガンテスのことです。雨降って地固まるの理論で、ルーディスが他のメンバーと絆をもつには時間がかかるわけです。

2月11日のグラミー賞で一番話題になったのはポリスの再結成でした。
解散というか空中分解というか当時のメンバー間の確執を知っている人には、え、冗談でしょー、という感じの出来事だったかと思います。
名盤「シンクロニシティ」製作時、あまりにメンバーたちが険悪だったのでプロデューサーの配慮でレコーディングを別々のスタジオで行ったりしたそうで、ライブではスチュワート・コープランドのバスドラに「I KILL STING」と書かれていたりしたそうです。
それが気さくに肩まで組んでしまう勢いのスリーショット写真。もともと仲が悪くなるほど、最初から仲よかったわけじゃないし的な涼しい顔です。
演奏された「ロクサーヌ」も完璧でした。
結成30周年、時の流れにはいろいろありますね。
そもそも噂なんて、ただの噂でしかないのかもしれません。
気にしているのは自分だけ、気にしているのはまわりだけ、よくある話です。

0019/07/13

ヨイフロ

もうすぐ夏休み。
夏休みの思い出といえば、やはり小学生の時に連れていってもらった海水浴です。海が近くにない街に住んでいたので、それこそ一年に一度のビッグイベントでした。

今、自分が大人になってみて思えば、親たちはよくもまぁ、毎日クソ忙しい日々を送りながら、夏休みのレジャーの計画や段取りをしていたものだと思います。親が子供のためにすることではありますが、全くもって頭が下がる思いです。

で、先日。坂本とこんな与太話をしました。
夏休みのレジャーの話をする中で、ある旅館(ホテル?)の話がでました。かつて、CMをバンバン流していた、誰でも知ってる「あの」旅館です。そのCMに、子供が巨大な魚を抱えるというシーンがあります。魚はうにょうにょ動くわけですよ。

この魚は本物か? という議論になりまして、答えはどうでも良いのですが、
そんだけイメージに残っているくらいだから、すげえCMを流していたよね?
でも、最近は見ないよね?
経営苦しいのかね?
これも時代かね?
と、いう淋しい話になってしまいました(笑)。

まぁ、私と同じようなレジャーの思い出を持っている方もたくさんおられることでしょう。
でも、それぞれに思いは異なります。人の数だけ、黄金体験があるものですから。

ということで、次回作に登場するキャラクターたちはどんなドラマを見せてくれるんでしょう?
シナリオはまだすべては上がってきていないのですが、意外なキャラが意外な設定で登場していたりもしておもしろい部分もあります。

あの魚は本物か? という議論がプレイヤーの間でされるくらいの作品にしたいですね(意味不明)。