0018/12/14

生まれてすみません。

坂本です。

文章に興味をもったのがいつだったのかは憶えてないのですが、最初に読んだ本は「人間失格」でした。
いやはや。
失格気分だったんでしょう。太宰治氏が好きだったとかそんなわけでもなかったと思いますが、その頃の自分のことは、今の自分にはわかりません。不思議なものです。大人になったといえばそういうことなのでしょうね。今が失格状態かどうかは……ええ……まぁ……保留。

キャラクターをつくるときに、たとえばハードボイルドであっても、掛け値なしにかっこいいというようなキャラクターはあまり好きではありませんでした。松田優作氏の「人間なんてそんなかっこいいもんじゃねー」という意見には程よく賛成だったわけです。
なので、Return to FarlandやForgotten Sagaのキャラクターたちにはそういう人間臭さを求めました。どこかへたれなほうが、生きてるって感じがしますよね。似た感じとつっこまれても、そこだけは曲げられなかったところがあります。
曲げられなかったとかいいつつ、今後キャラクターづくりがどうなるかはわかりませんし、新たな試みにもチャレンジしたいとは思ってるんですけど。
変化しているのか、変化していくのか、人間って難しいですね。